町田市成瀬台のピアノ教室なら「サロン リチェルカーレ」

私のピアノ指導歴は、音大在学中のハタチ頃から約15年間程と現在の場所で7年ほど前(子供のレッスンは5年前)からで、合計約20年です。

ピアノを教えていなかった時期には、幼稚園の音楽講師としてリトミックや幼児学級の音楽指導の時期もありました。

ピアノを弾いたり音楽の勉強はずっと続いていますが、教えていなかった指導ブランクを経て再開し、子供たちの大きな変化を痛切に感じています。

それはスマートフォンが出てきて急成長し始めた時期と一緒です。

スマホの成長とともに何が起こっていると思いますか?
皆さんも想像はつくことと思います。

思えば、「最近の子」などと偉そうに言える私ではないのです。
だいたい私もスマホを使っていて、本当に便利で非常に重宝しています。
スマホ一つで分かってしまう、できてしまうことが沢山!
時刻表や地図もいらず、本などもいらず、メモ用紙もペンもメトロノームもカメラもカタログも何も持たなくてOK。

スマホやパソコンがなかった時代では、何かを調べるために図書館へ行ってたくさん本読み探しましたし、新たに練習する曲を知るためにレコードを買いに出かけるのですが、何枚も買えないのでどのピアニストの演奏が良いのか情報を得るためにも時間を要しました。
今はyoutubeで簡単に聴くことができます。
それから、スマホがあれば一人で時間をもてあますことなく、本当に便利ですね。

スマホができてから生まれた子供たちに、昔は全部別々にそれぞれのものを持っていなければならなかったことを話したら驚かれるかもしれません。

しかし、私自身、最近何か能力が消えかけているような気がしてなりません。
例えば、ここ何年か辞書をひいていません。五十音を考えて言葉を探す、字画を考えて漢字を探す、探したい言葉や文字はストレートにズバリ出てこないから頭を使っていました。

携帯がなかった若い頃、友人(恋人^^;)と待ち合わせで、少しの認識の違いで、ごく近い場所で3時間もお互い待って会えなくて帰ったこともありました。
待っている間、何度も公衆電話ボックスへ行き、自宅に電話したり相手の家に電話したり、いろいろ想像したり予測したり、やきもきしたりしたのを懐かしく思い出します。

それから、スマホばかりでなく、車のナビも便利ですね。
私はカーナビがない頃から運転していましたから、知らないところへ行くときは地図を見てだいたいのルートを把握して覚えて、さらに感を働かせて辿り着いていました。
しかし、今は地図を見て予め調べることを考えるとなんだか億劫です。
いつだったか、カーナビがあってもさっぱりちんぷんかんぷんで迷ってしまったことがあり、頭が働かないことを実感しました。

こう言う話はキリがないですが、便利になりすぎて人間の能力は退化していることは認めざるを得ません。

私の話で長くなってしまいました。

話を子供に戻しましょう。

私が感じるに、まさしく「新人類」。。。それが良いとか悪いとかと言うことではなく、環境の変化やITの進化などによってその影響は子供達に顕著に現れていると感じざるを得ないのです。
今の幼児さんはこの時代に生まれ、この時代しか知りません。
ますますAIの進化で人間が本来の能力を持つ人間ではなくなって行くようで心配です。

私が20代の頃に幼い子供を教えていた時と今と比べ、現代の幼児さんはピアノに来ているという意識、何をするために来たのか、などの認識がかなり薄い傾向にあります。
ピアノを弾くことでは、昔は4歳になると個人差はあるものの、手を丸くして力を抜いて弾く真似が大抵の子ができ、半年ほどで両手で弾けていたのですが、今の幼児さんはまだそれが難しく、そのようにやってみようという気持ちが向いていない傾向にあります。

全く誰が悪いということではなく、便利になった生活の反面の現れではないでしょうか。

人が成長過程でできていたことができにくくなっていることに対して残念な気持ちになります。

便利になって行くのは良いとしても、人の能力はどこに向かって行くのでしょう?

指導もそれを踏まえて、今の子供達の成長に合わせてよりよく伸ばしていけるよう工夫してまいります。
感性豊かに想像力持って創造し生き抜くために、この本来の人間らしさはなくてはならないものです。

大切な子供たちのために、大人が現状に目を向けて、力を合わせて育んで行くことを願います。

 

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